2011年11月21日月曜日

やらせたいことは「やっちゃダメ」で

メルマガの日刊をやめて発見したことを。

人間は「やらないといけない」と思うと、やりたくなくなる。
逆に「やらなくてもいいよ」と言われると、やりたくなる。
「やっちゃダメ」は、もうやりたくてたまらなくなる。

子どもが勉強を嫌いになる心理も、いたずらを積極的にする心理も、これに当てはまる。

だから、何かに興味を持たせたり、ルールを守らせたり、がんばらせたりしたいなら、ここの心理を利用する。

例えば、「教科書は見ちゃダメ」と言えば、見たくなる。
だからあえて見せずに話を進め、ここぞという場面で開かせれば、目を皿にして教科書を読む。
(道徳の教材を読む時などにもよく使う手法である。)

例えば「廊下を走っていいことにしない?」と提案すれば、ダメな理由を真剣に考えはじめる。

例えば「ぼちぼちでいいんじゃない?」と言った方が、より継続的に努力するようになることもある。
「毎日漢字を○個書け」よりも「覚えるまで書けばいい」といった方が、逆にたくさん書くことになる。
「覚えた字は、時間の無駄になるからもう書いちゃダメ!」と言ってもいい。
(もっというと「漢字テストで満点」という明確な目標に向かった方が、勝手に努力をする。)

何でもゆるく縛るぐらいが、一番自由を感じるのかもしれない。

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