ここ数日、研修会等で数名の先生が同じようなことを言っていたのに気付いた。
「教師自身が体験せよ」というものである。
図工では、教師自身が作品を作ることが、指導のスタートになる。
算数では、教師自身が子ども用のノートをまず作って指導のつまづきが見える。
体育では、教師自身がその運動をやってみるとことで、難しさが分かる。
体育を例に挙げると、子どもがソフトボールを投げられない時。
どうするか。
そもそも、教師自身は遠くに投げられるのかを考える。
すると、意外に投げ方を知らないことに気付く。
何となくやっている部分がかなりある。
球の持ち方や、指のひっかける位置(ボールの縫い目)に始まり、足のつま先まで、ポイントが無数にある。
その中で、子どもに伝えられそうなポイントに絞り、指導する。
自分でやってみると、指導方法の解決の糸口が見つかる。
時間はかかるが「急がば回れ」は真実のようである。
2011年11月9日水曜日
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