名称の謎の話。
小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。
かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。
名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。
以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。)
かかえ込み跳びの学習指導要領での名称の表記は以下の通り。
1977年版までは「腕立て閉脚跳び」。
1989年版では「かかえ込み跳び(腕立て閉脚跳び)」。
1998年版では再び「腕立て閉脚跳び」で、3年生のみ「支持でのかかえ込み飛び越し」。
そして現行の2008年版では「かかえ込み跳び」。
つまり、名称が行ったり来たりしているのである。
人によって呼び方が違うのも仕方ない。
当然、教わる子どもの側も呼び方がばらばらである。
親の方も「何、かかえ込み跳びって?」「閉脚跳びでしょ?」となる。
ばらばらである。
理由を知っておくと、つっこまれた際に説明がしやすいと思い、紹介してみた。
2016年7月25日月曜日
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