個性を育てる、ということに関して、参考になる書籍を紹介する。
「学級作りの教科書」有田和正著 さくら社
今年読んだ教育書の中でもNo.1ヒットの良書である。
やはりこの本の中でも「あいさつ指導」「返事」という項目が取り上げられている。
いくつか内容を紹介する。
「返事の大切さを、再確認してほしい。(中略)
きちんと指導すればできる。
できないのは、指導をしていないか、指導のしかたが悪いかである。」
あいさつの「おあしす」
おはよう
ありがとう
しつれいしました
すみません
大らかになる「かきくけこ」
かっかするな
きにするな
くよくよするな
けんかするな
こせこせするな
「自分のクラスはいいクラスだと思わせる」
巻末には、以前このメルマガで紹介した「有田国憲法」の内容も採録されている。
個性を伸ばすために、やるべきことは徹底する。
野口氏の主張と共通する部分が多い。
とにかく買っておいて損はない一冊である。
読んでいただきたい。
2011年9月16日金曜日
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