何かに取り組む時、大切なのはリーダーが指針を示すことである。
大縄のリーダーは子どもの中から出るのだが、クラスのリーダー(監督)は教師である。
リーダーが方向性と目標を明確に示し、それを共有化することで、チームは動く。
この目標設定の仕方が大切である。
いけないのは、教師の目標を押しつけること。
実際は教師の側が目標を持ち、それに誘導していくのだが、押しつけてはいけない。
あくまで「子ども達が話し合い、決定した」という形に持っていく。
これは、学級経営において、どんな場合にも当てはまる大原則である。
ここを外すと、後々の指導が行き届かなくなる。
例えば目標を立てたのに全然練習をしない状態になる時がある。
教師が目標を決めた場合だと、「先生が勝手に決めたんだし。俺は言ってない。」と子どもは考える。
子どもが目標を決めた場合だと、「自分達で約束して決めたんだから、やらないと」となる。
両者は天と地ほどの違いがある。
後者の場合なら、かなり強く言える。
言い出したのは自分達であり、教師はそれを指導する立場にあるからだ。
やると言ったくせにやらないのは認めない。
私は「別に先生はいいけど」と言いながら、結構チクチクやる。
「言い出したのに、やらないんだ?かっこ悪。」などと言う。
そこは、いじめる。
もっと優しくやってもいいのだが、そこは個々の教師のキャラクターによる。
まずは、正しく目標設定をし、全員で共有化することから始めよう。
2011年1月21日金曜日
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