2011年1月11日火曜日

掃除のレベルアップ~教師のマインド編~

読者のみなさんに問う。
なぜ教師は掃除の場所を見回るのか。


「掃除のやり方を教えるため」
「掃除をきちんとやらせるため」
このあたりが多いと思う。
しかしこの理由だと、「教師がいないとやれない、やらない」状態になる。

なぜ教師は掃除の場所を見回るのか。

答えは、「誉めるため」である。

真面目にやっている子どもを誉める。
掃除の仕方を工夫している子どもを誉める。
昨日はできなかったのにやるようになった子どもを誉める。
人の掃除分担を手伝っている子どもを誉める。
身支度がきちんとできている子どもを誉める。
時間通りに掃除場所に来ている子どもを誉める。
とにかく、誉める。
笑顔で「ありがとう」と声をかける。

では、やっていない子どもは?
これは、放っておく。
正確に言うと「他の子どもを誉めまくり、放っておく。」
これが叱るより百倍効く。
ほとんど真面目、数人さぼるという状態なら、もう効果てきめんである。
逆に、ほとんどさぼり、数人真面目という状態なら、大げさなぐらい真面目組を誉めまくる。
そして、他は放置。
叱らない。
期待しない。(と、いいつつ心の奥底では期待しているのだが。)
毎日、ちゃんとやる子どもを誉め続ける。
すると、一人だけが二人、二人が四人となり、さぼり組は少数派と化す。
ここまで、一回も叱らずともよい。
ただし、真面目組を妨害する行為は思いっきり叱る。
真面目な子どもにとって、邪魔だからである。
真面目に努力している子どもに損をさせてはいけない。
だから、その場合だけ、がっちり叱る。
他は放置。
さぼっているだけなら、害はない。
これで9割うまくいく。
残りの1割は?
いずれ変わるのを待つ。
教育は長い目で。
しかし、即効性のあることは実行しておく。

これだけでもかなり効くが、まだ不十分だ。
子どもの側の心構えも大切である。
次回紹介する。

どうせなら残業しない工夫を頑張る

拙著『「捨てる」仕事術』の本文からの引用記事。 https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-171335-5 ================ 「頑張る」というのは教員に限らず職業人にとっては当たり前のことであり、何ら褒められることでは...

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