今日のテーマは、職員室で特に「誰を大切にするか」。
校長、教頭、学年主任など、力のある人との関係も、もちろん大切だ。
(これについては、次回以降紹介する。)
学年の仲間も、隣の人も大切だ。
しかし、教師にとって本当に大切にすべきなのは、いわゆる「少数職種」の人達である。
具体的には、事務員さんと用務員さんである。
うちの職場には、給食ボランティアさんもいるので、そこも含む。
なぜこれらの人が大切なのか。
一つ目の理由は、「代わりがきかない」こと。
例えば、学年の仲間が抜けてもカバーに入れるが、事務員の仕事はカバーできない。
用務員の仕事も同様である。
こまごましたことがさっぱり分からない。
(仕事熱心な旦那が、妻の不在時にお茶もろくに淹れられないことに似ている。)
二つ目の理由は、「情報をつかんでいる」こと。
校長を含む全ての職員の重要情報に精通しているのは、事務員である。
用務員は、不登校気味の子どもの様子や、職場の人間関係などの情報に強い。
外部から来ているボランティアの人々も、内部にない情報網を持っている。
そして三つ目の理由は、「疎外感を感じている」こと。
教師集団に対し、少数職種の人々は、疎外感を感じていることが多々ある(という)。
ならば、我々の方から働きかければよい。
気持ちよく迎えてくれる。
これらの人々と仲良くなると、色々な情報が入ってくるようになる。
そして、何より楽しい。
教師とは違う視点を持っているからである。
休憩時にお茶を一緒にのめる仲間は、職場に多い方がいい。
そういう点からも、ぜひ大切にしたい。
誰とでも仲良くあった方が良いが、特に、ということで押さえておいて欲しい。
2011年1月7日金曜日
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