「自分の得意分野を100%提供する」とはどういうことか。
逆に言うと「自分の不得意分野は100%委託する」ということである。
何だか「いいかげん」という印象を受ける文である。
「いいかげん」は「好い加減」。
あくまで、「自分の得意分野を100%提供する」上での話である。
(これがないで仕事を委託すると、本当にただの「いいかげんな人」と烙印を押される。)
自分の場合を例に述べる。
私は「新しいアイデアの提案」や「PCを使った業務」は得意分野である。
「研究授業」をやることも好きだ。
教科で言うと「体育」についての知識はぼちぼちの方である。
だから、「体力向上のための具体的指導策の提案」は進んで引き受ける。
「エクセルを使ったアンケートの集計」なども、(進んでではないが)引き受ける。
多くの人が、やりたくない、できないと感じているものであるほど、喜ばれる。
逆に、字を書くことは大の苦手である。
賞状を手書きで書けと言われたら、多分一日中それだけに集中していても、ろくなものができない。
何が何でも、引き受ける訳にはいかない。
それは、得意な人に頼む。
書道何段という人も職員の中にいる。
そこまででなくとも、私より良い字を書ける人、ストレスなくやれる人がいる。
そこに頼む。
頼む前提として、自分が他で貢献していることである。
そうすれば、気持ちよく頼めるし、引き受けてもらえる(多分)。
全ての職員が自分の得意分野を100%活かせたら、学校は活気づく。
ダメなのは、万能を求めること。
万能人間など、存在しないのである。
できもしないことを無理してやる人は、他の人にもそれを求める。
互いに苦しい。出来も悪い。
ならば、やらない方がよい。
これだけでも、仕事の能率が数倍に上がる(はずである)。
2011年1月5日水曜日
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