2011年5月20日金曜日

「○年生だからできない」は本当か

よく「まだ○年生なんだから仕方無い」という言葉をきく。
本当に仕方無いこともある。
例えば、小学校1年生が正しい敬語の使い方を分かってなくても、問題にならない。
しかし、中には、本当にできないのかと疑いたくなるものもある。
単に指導者が、指導を放棄しているだけではないかと思うことがある。
残念ながら、私は1年生を担任したことがないので、1年生のこの点に関しては全くコメントできない。
「1年生はそういうもの」と言われたら、ぐうの音も出ないのが正直なところである。
(でも、幼稚園の年長さんの時の方が色々しっかりできた、という話はよく聞く。
小学校の運動会の表現などは、体操関係に力を入れている幼稚園の先生が見ると、がっかりするらしい。)
そんな中で、1年生なのにがっちり鍛えられている学級があったりするのを見ると、爽快である。

逆に、高学年の子どもについては、言いやすい面もある。
子どもの実態にもよるのだが、基本的に「教える人が教えれば、何とかなる」と考えている。
中学校の部活動の指導者などはこの典型で、その指導者がいけば、同じ子どもでも急に強くなるということがよくある。

かけ算九九を20×20まで言えるなんて離れ業も、インドの小学生には当たり前であるらしい。
なぜできるのか。
やらせるからである。
やらせなければ、できない。
当たり前のことである。

勝手に制限をかけて、「できない」と決めつけていないか。
「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
米沢藩(山形県)藩主 上杉鷹山(ようざん)の名言である。
子ども自身の持つ力を、最大限に引き出してあげたい。

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