2011年5月14日土曜日

朝の健康観察

朝、健康観察をする。
毎朝のことであるし、何となくやっている人も多いのではないだろうか。
しかしここには、一日の始まりとしての大きな意義があると私は考えている。
今日初めての、担任対教師の、一対一の貴重な交流の時間と捉えている。
だから、気合いを入れてやる。

私の場合は、まず教師対全員でじゃんけん。
曜日によって勝った人、負けた人、あいこの人(この場合は今日先生と相性いい人、と呼ぶ)で、最後まで残った人から呼ぶ。
必ず一人ずつフルネームで名前を呼ぶ。
呼ばれた子どもは手を真っ直ぐにあげ、元気だったら「ハイ、元気です!」と返事。
これだけである。普通である。
しかし、惰性ではやらない。
じゃんけんから気合いを入れてやる。
「ジャンケンポン!」の発声から、全員で「元気」を分け合う。
名前も、卒業式の呼名の練習のつもりで、はっきり呼ぶ。
目を必ず合わせる。
返事に応じて
「いい声だね!」
「今日もいい笑顔!」
「手が真っ直ぐ挙がっていいね!」
「背筋が伸びててすばらしい!」
「爽やかな返事だね!」
などと、0秒で感じたことを即答していく。

そして時々、朝の健康観察の意義も話す。
返事の練習だよということ。
先生も気持ちを込めて名前を呼ぶから、はっきりと反応して欲しいということ。
きちんとつながりたいから、目を合わせようということ。
きりりとした返事が、自分も周りも、先生も元気にするということ。
返事は、相手を大切に思う行為だということ。
手を真っ直ぐ挙げると、気持ちも真っ直ぐになるということ。
・・・
たかだか朝の返事一つで、指導できることは無数にある。

子どもは教師の姿の鏡として映る。
元気の良いクラスを目指すなら、朝の健康観察から、気合いを入れていこう。

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