復興に向けて、世界中が日本を応援してくれている。
ありがたいことだと思う。
被災地の人々のために、できることをしようと日本中も動いている。
すばらしいことだと思う。
しかしここに際して、価値観や考え方の違いが世の中で起きている。
「自粛」についてである。
震災で苦しんでいる人がいるから、享楽的な行為は一切慎むべきだという考えがある。
一方で、消費行為が滞ると、経済が悪化し、被災地にとっても結局マイナスだという考え方もある。
私は、自分のやるべきことをきちんとやることが、一番大切だと思う。
ボランティア活動として、被災地へ赴き、活躍するのは、尊い行為である。
しかし、通常通りお金をたくさん稼ぎ、寄付をしようとする人も、同じく尊い行為である。
いや、寄付しなくても、大きな流れでみたら、結局人のためになっているはずである。
ここが、押しつけられない価値観だと思う。
道徳教育でこういうことを扱う場合は、強制ができない。
それぞれの価値について話し合う授業が考えられる。
善意の強制も、こういうことを扱う際には、慎重にならざるを得ない。
良い悪いの二元論が世を賑わすが、ここに振り回されないようにしたい。
2011年4月28日木曜日
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