何かをすると決めること。
何かをやらないと決めること。
実は、本質的にはどちらも同じ意味である。
時間は有限であり、あらゆる全てのことをこなす時間はない。
だとすれば、優先順位をつける必要がある。
今、すべきことは何なのか。
やることは、「重要性」と「緊急性」の二軸で4分割できる。
1重要かつ緊急
2重要だが緊急でない
3重要でないが緊急
4重要でなく緊急でもない
何を1~4と見るかは、その人の価値観次第である。
例えば授業の準備は、場合によって1~4どれにも分類され得る。
教師の仕事は主に3に追われがちである。
アンケートやちょっとした事務処理のようなものである。
(ただし、事務仕事をきちんと処理できるのは、重要なことであると思う。)
4に振り回される人も多い。
新採の頃など、まだよく分からない状態だと、ここに重点をかけてしまう。
若気の至りということで、エネルギーもあるので、よしとしよう。
しかし本来、4は真っ先に切るべき仕事である。
1は否応なしにやらざるを得ないので、やるかどうかの選択の余地はない。
この時間は天引きである。
工夫してやるしかない。
後回しにされがちなのが、「2重要だが緊急でない」こと。
これは、「いつかやりたい」というものである。
将来に関わる大切なことであることが多い。
しかし、緊急性がないので、いつまでもやらずに放っておかれがちである。
ここをやる時間を確保したい。
やりたいことをするために、何か一つ、やめてみるのも、戦略である。
2011年4月12日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
0 件のコメント:
コメントを投稿