2011年7月26日火曜日

個人面談の机の配置

前号の続き。
面談時の机の配置について。
机の配置なんてどうでもいいと思うかもしれないが、これは結構大切である。
二者面談なら、机が2つでも間に合う。(いや、何なら1つでも間に合う。)
しかし、ここはやはり4つ用意したい。
「田」の字の配置、いわゆる一般的な4人の班の場合の「班の形」である。

こうするには、理由がある。
2つだと、有無を言わさず真正面になる。
強気な人はこれでもいいのだが、そうでない人には威圧的な印象を与える配置である。
ちなみに秘密の話や商談をするのには、いい配置である。
距離を近づけて強引に持っていきやすい。

一方、4つあると、対角線上に座ることもできる。
45度の角度である。
この角度は、心理的に相手に安心感を与えやすい。
また、二人の間に適度な距離が空くので、そこもリラックスできるポイントである。
また、保護者の目の前に資料を置く時にも、こちらから斜めの角度になるので、真逆よりは読みやすい。

以上のような理由から、机は4つ配置をおすすめする。
(まあ、「そんなことは意識しないでも4つ置いている」という人も多いと思うが。)

ちなみに、4つ配置しても、必ず45度になるとは限らない。
こちらが先に位置を決めたら、どこに座るかは相手が決めるからである。
真正面に座ったら、気の強い人やじっくり話が聞きたい人かもしれないと思っていい。
45度の位置に座ったら、そこまで前のめりではないと考えていい。
(まさか、隣に来る人はいないと思う。)
そういう風に、相手の心理を読む上でも、やはり役に立つのである。

たかが机の配置一つにも、そして何より面談をすること自体にも、明確な意図を持たせたい。

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