水泳の話の続き。
水中で息がある程度止められる。
すると、恐怖心が和らぐ。
恐怖心が和らげば、体が柔らかくなり、操作できるようになる。
そこで、次の段階。
今度は、前へ進みたい。
水泳における推進力を得るために、一番大切なのは何か。
そんなこと考えなくても、大抵は次にけのびを練習させる。
大切だからである。
(ちなみにけのびは漢字だと「蹴伸び」である。)
けのびの姿勢がきれいだと、水の抵抗を受けずに前に進める。
10の力を入れても1しか進まないのでは、当然能率が悪い。
けのびの練習は、自転車にたとえるなら「タイヤの空気を入れる」作業に近い。
空気が抜けたまま自転車をこげば、余計な力が必要になる。
空気をきちんと入れれば、小さな力ですいすい走る。
そんな風にたとえて子どもに伝える。
どの泳ぎでもそうだが、特に平泳ぎはけのびが大切である。
けのびの姿勢の瞬間に、一番前に進める。
子どもは手でかいた時に進むと勘違いしているので、注意が必要である。
何事も、基本が大切である。
2011年7月19日火曜日
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