先日、野口芳宏氏の講演で、問われた内容である。
「目的と目標、どちらが上位概念ですか?」
(例えば「人間」は「男」「女」の上位概念である。)
答えは、・・・次の文を読んでいただけるとわかる。
教室で私も実際、子どもにきいてみた。
3分の2が「目的」、3分の1が「目標」に手を挙げた。
そこで、毎度のごとくだが、大縄を例にして
「今回の大縄の目標は?」→「1000回跳ぶ!」「大会で新記録を出して優勝する!」
「じゃあ目的は?」→「クラスの団結を深める」「一人一人が強くなる」
(自慢気になってしまうが、目的がよくわかっている子ども達であると思う。)
こう問うと、「あ、目的の方が上だ」とストンと落ちた。
時に、子ども達にも、目的は何か、目標にとらわれすぎてやしないか、問うことも大切であると思う。
ちなみに野口氏は以下のような解説をしていた。
「的」は「まと」だから、一つ。
「標」は、行く方向を示す木の立て札のことである。複数ある。
的に向かうための標であるとのことだった。
何と明快。さすが、言語のプロは違うと唸らされてしまった。
2011年2月22日火曜日
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