チャンス・チャレンジ・チェンジシリーズ第10回(ぐらい)。
ノミの天井の話の続き。
小さくしか跳べなくなった状態からどう自信を形成していくか。
他の仲間が上手に跳んでいるのを見る、というのが一つのポイントである。
仲間が高く跳ぶようになった。
羨ましい。
そしてどうも、跳んでも天井にはぶつからないらしい。
うまく跳べなくても大丈夫なようだ。
それなら、自分もやってみようかな。
こういう流れを作る。
何度も書いているが、全ての活動のベースは安心感。
リスクの大きすぎることにはなかなかチャレンジできない。
安心・安全だからこそ「挑戦する空気作り」が醸成される。
例えば「授業中に発表できない」場合は、失敗の際のリスクが高いからと考える。
正解以外は認められないとか、間違えた発言をした人が笑われるとか。
ここを打ち破る切り込み隊長のは、担任の役割である。
「正解」以外の解にどう反応するか。
発問が「攻め」の技術であるなら、反応は「受け」の技術である。
変わった発言を、本当に面白がって、「すごい!」と反応できるようにする。
社会科の授業名人の有田和正先生などは「教師のユーモア」の大切さを強調しているが、正にそこである。
先日講座を受けた、富山の老月敏彦先生も「ユーモアで乗り切る」大切さを話されていた。
挑戦する空気作りは、失敗を楽しめる空気作りと一対である。
まずは教師がユーモアを持って、失敗を乗り切れる空気を作りたい。
2013年12月1日日曜日
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