2013年12月30日月曜日

落差を問う 失敗の具体例

落差を問うことを軽んじた失敗の具体例を挙げる。

2学期、社会科のテストをした。
「終戦記念日」が何月何日などは、当たり前の知識だと思っていた。
しかし、これが大失敗だった。

よく考えれば、6年生は初めて歴史を学ぶ段階の子どもたちである。
終戦記念日を気にして毎年過ごしている訳がない。
「8月15日に玉音放送が流れ、戦争の終わりが国民に告げられた」
ここを読んでも書いても教えても、実はわかっていなかった。

大体「8月15日という日は覚えるべき」ということだって普通は考えない。
自分で調べさせて、なぜこのタイミングなのか、広島、長崎との関連等、諸々問うて初めて頭に入る。
当然、テストの段階では多くの子どもの頭の中から抜け落ちていた。
教師と子どもの落差を無視した報いである。

落差を常に意識する。
授業においての基本的かつ重要な構えである。

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