先日、上越教育大学の赤坂真二先生の講座で、次の発問があった。
「やる気を高める授業とは?」
これについて、参加者同士で説明し合う。
みなさんなら、どのように答えるだろうか。
考えてから読み進めていただくと、何かと深まると思う。
(ちなみにこの講座の参加者同士のききかたのルールが面白い。
「あなた、○○について詳しいとお聞きしましたが」と必ず前フリを付けて相手に尋ねる。
これも対話を弾ませる手法の一つだという。)
私は隣の方々に、次のように説明した。
1 目的意識(なぜ、何の為にやるのか)
2 見通し(やり方、目標)
3 安全・安心
授業にこの3要素があると、子どものやる気が高まると考えた。
この後、赤坂先生の考えが示された。
1 価値付け(なぜ学ぶのか、どんないいことがあるのか)
2 期待(成功への見通し)
大体近いような解釈であった。
やはり、なぜやっているのかわからない活動では、やる気が出ない。
「何の為に」が教育活動全般の基本である。
そしてこれは、教える側と教わる側にギャップが生じていることが多い。
時に伝えてわからせること、気付かせていくことが肝要である。
2013年12月26日木曜日
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