最近、自分で大切だと思っていることが「脚で稼ぐ」ということ。
頭で色々考えて、なかなか動けないことがある。
「能率・効率を考えることが最も非効率」であることが多いことも知っている。
システマティックに考えることが裏目に出ることも多い。
そういうのが苦手な人の方が多く、非効率でも人間的な方が求められる。
自分の好きな友人の一人は、とにかく脚で稼ぐ人間である。
ちょっとした用事がある時、面倒がらずに、直接そこまで行く。
面白いお土産を見つけると、必ず購入してターゲットに渡す。
(私も、何度かやられたことがある。大変に無駄である。しかし、印象に残る。)
ただ一ネタ、一笑いの為に身銭を切るという、自分にはできないことをするので尊敬している。
そんなことを思っている折、面白い話に出会えた。
兵庫県の仲島正教先生という、学級作りのセミナーをしている方の講演である。
私の所属している地域の方は、大多数が聴いたと思うので、他の地域の方の為にシェアする。
こんな問いがあった。
「体育の時間で集合をかける時、いつも決まって一番遅い子どもがいる。
この子どもを一番に集合させるにはどうするか?」
少し考えてみて欲しい。
自分ならどうするだろうか。
答えは、今日のタイトルの通り。
要するに、自分でその子どもの所まで走っていき、そこで「集合!」。
この先生が言っていることも、同じことである。
「脚で稼げ」。
この先生も言葉遊びが好きである。
つまり、脚で稼ぐことは「教育」であると。
教育は「今日行く」である。
寄ってこない子どもには、自分から行けばいい。
休み時間も同様。
教卓に寄ってくる子どもの相手をして満足してはいけない。
その時一人で本を読んでいる子どもを見過ごさない。
次の休み時間には、自分から寄っていく。
「脚で稼ぐ」だけでも相当な内容があった。
またシェアする。
2013年10月1日火曜日
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