2013年10月22日火曜日

種を蒔いて育てる

子どもが、ひまわりの種を収穫して教室へ持ってきてくれた。
「福島ひまわり里親プロジェクト」に送るための種である。
クラスの子どもにも協力してもらって、1学期に育ててもらった。

多くの子どもに配ったが、全員が花開き、収穫できた訳ではない。
途中で枯れてしまった場合や、そもそも蒔くのを忘れていた場合もある。
そんな中でも、たくさん蒔いておけば、いくつかは花が開く。

学級経営においても、「種を蒔く」という行為がまず必要である。
例えば何かの活動をしようという場合にも、何はともあれ始める。
そうすると、全員はやらなくても、やる子どもが出る。
「芽が出た」という状態である。
この一つ目の芽を大切に育てる。
絶対見逃さない。
一つ芽が出たことを周知し、称賛する。

すると、芽が三つ、四つと増える。
これも周知し、大いに称賛する。

また増える。
最初の芽はもう大きく育っているので、こちらを紹介することも忘れない。

こういう行為の繰り返しで、学級の様々な取り組みが定着していく。

やりがちな失敗が「やらせっ放し」と「叱る」。
新しい取り組みは、忘れてやらなくて当然ぐらいに構えておく。
やった人がいたら、それはすごいことなのだから、確実に誉め讃える。

プラスαの取り組みは「誉めて伸ばす」が基本である。
誉める行為は「水やり」に当たる。
種を蒔いて芽が出たら、その後も責任を持って水やりをすることが大切である。

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