8月末のセミナーで「買い物の法則」というのを紹介した。
学級経営の基本的な考え方として紹介したオリジナルの法則である。
1 欲しいものを決める(本当に欲しいのか吟味する)
2 お金を払う
3 品物を手に入れる
この3つを順番に行うのが正しい、という、いたって単純な法則である。
この「1 欲しいものを決める」という過程が、つまりは理想像を描く行為である。
おつかいを家族の誰かに頼む場面を想像するとわかる。
「○○買ってきて」と言われれば望むものを買ってきてくれる。
「何でもいいから食べる物買ってきて」と言われたら、相手はかなり悩む。
大抵、大して食べたくもなかったものを買ってきてくれる。
(これを「自業自得」という。)
ちなみに「夕飯何食べたい?」の答えで一番困るのが「何でもいい」である。
大抵、出されたものに文句を言うか、うまいとも言わずにもさもさ食うのがオチ。
お互いの為にも、きちんと食べたいものを意思表示した方が良い。
この為の手法として「未来予想図の学級通信を書く」という手法を紹介した。
(こちらは原田隆史先生の教師塾で学んだ手法である。)
ちなみにこの手法は、自分のノートに書くだけでも効果がある。
なぜなら自分自身の理想像を固め、宣言する行為につながるからである。
学級通信を実際には出していない人にも有効な手段である。
まずは、学級担任がどんな学級にしたいかの具体的な理想像を描くこと。
全ては、そこから始まる。
2013年10月14日月曜日
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