学級経営含め、ものの考え方全般に共通する「買い物の法則」。
再録だが以下の通り。
1 欲しいものを決める(本当に欲しいのか吟味する)
2 お金を払う
3 品物を手に入れる
今回は2と3について。
お金を払ってから品物を手に入れる。
万国共通の、至極当然のルールである。
2を飛ばして3に至ることを「万引き」という。
社会的に許されない、犯罪行為である。
しかしながら、教育において、教える側はしばしばこの「万引き」をしようとしてしまう。
どういうことかというと、「代償は払わないで結果を欲しがる」ということである。
例えば、子どもに「誰にでも明るく爽やかなあいさつをしましょう」と指導する。
原則から考えて、まず教師がやる必要がある。
それも、子ども達はそのあいさつをできない前提で、無視されることも辞さないつもりでやる。
職員間同士でもやる。
それができるようになって、初めて子どもにも「あいさつしよう」と言える。
自分がしないのに「どうしてやれないの」というのが、「万引き」行為である。
先に自分がやる。
大変だけどやる。
欲しいものを手に入れるために、代償を支払う。
普遍の原理である。
(長くなったので次号に続く。)
2013年10月16日水曜日
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