2012年12月24日月曜日

仕事術の要点「びっくりさせない」

このメルマガのタイトル「教育観と仕事術」に沿って、たまには仕事術の話を。

一緒に仕事をしていて、安心・信頼できる人はどういう人か。
一言で言うと、安定感のある人である。
本人の安定感があるので、周りの人も安心する。
予定などもよく頭に入っていて、先が見通せているから、メンバーも見通しを持てる。

逆に、疲れさせる人というのは、びっくりさせる人である。
どういう人かというと、いきなり「明日までにこれやって」と仕事を振る人である。
明日ならまだましで、締め切りが「今日」「今」という人もいる。

仕事だから、やむを得ず緊急対応になることもある。
いじめ問題の初期対応などはそうだろう。
しかし、そうでないものを、このようにふってはいけない。

特に「○○主任」と名の付く地位の人には、絶対の鉄則である。
例えば、何かの行事の準備が必要な場合。
職員会議の提案時に予定として盛り込むのが常識である。
いきなり今日とか明日とかいって動員するのはルール違反である。
(ちなみに、カタイことを言うと、校長以外の人間が勤務時間を過ぎての仕事を命ずるのは違法である。
しかしこれが職員会議で通っているのなら、校長の承認を得たのと同義である。)

いきなり言われた相手は、びっくりする。
退勤する予定だった人は、大抵用事が入っているものである。
(そうでなきゃ、だらだら残業しているはずである。)

しかし、仕事のことである以上、無視して帰る訳にもいかない。
悔しいが、従うことになる。
命じた側は鈍感で、大して感じていない。
「みんな真面目ないい人達だなぁ」ぐらいに思っている人もいるかもしれない。

残念ながらこういう人に仕えている人は、我慢するしかない。
対立すれば、余計苦しむことになりかねない。
本当は、もっと上の立場の人が諭してくれればいいのだが、そこは期待できない。
修行だと思って耐えるしかない。

もし自分が、人を使わねばならない立場なら、この「びっくりさせない」を徹底する。
そのためには、見通しである。
1週間は勿論、1ヶ月、1学期、1年と活動の見通しを持っておく。
例えば体育主任をやる時は、体育部員用に1年分の活動計画を一緒に提案する。
何月何日までに誰が何をするまで、第1回の体育部会で決める。
そうすることで、自分もメンバーも見通しを持てるし、予定が立つ。

また、予定を伝えたからといって、確認を怠ってはならない。
締め切り1週間前には「あれ、進んでる?」3日前には「できた?手伝おうか?」と声かけをしておくと確実である。
仕事を振られたメンバーは大変な思いで仕事しているのだから、リーダーはそれぐらいはすべきである。
1度予定を伝えたからといって、締め切り日になって初めて声かけするのでは、リーダー失格である。

びっくりさせていいのは、お化け屋敷やマジック、プレゼントのような、面白い、嬉しいびっくりだけ。

長くなったのでここまで。
特に何か命令する立場にある人には、必須の心構えである。

どうせなら残業しない工夫を頑張る

拙著『「捨てる」仕事術』の本文からの引用記事。 https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-171335-5 ================ 「頑張る」というのは教員に限らず職業人にとっては当たり前のことであり、何ら褒められることでは...

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