2012年12月1日土曜日

道徳 杉原千畝 「六千人の命のビザ」

今回も、反応の多い道徳の授業ネタを。
なぜ反応が多いのかというと、恐らく道徳の授業が苦手な人が多いからではないかと思う。
何をしたら良いのかわからない人も多いだろう。

道徳授業にも様々な手法がある。
「ロールプレイング」などは、かなり広まっている手法である。
(ちなみに、この手法では絶対子どもに悪役をさせてはいけない。
本人も周りも、本当に悪い奴になった気がしてしまう。
悪役が必要なら教師がやる。)
他にも、討論型、ディベート型、説話(語り)型、自己内省(書く)型等々。
手法自体は無数にある。

誰にでもできる最も簡単な手法は、「読むだけ」というもの。
読むだけで道徳的価値を揺さぶられるという、何とも有り難いものである。
条件が一つだけある。
どんな資料でも良いというものではない。
いわゆる「力のある資料」の使用である。
これを探すこと自体が手間だが、ここをクリアすれば、授業はかなり安定して行える。
力のある資料の場合、ぐちゃぐちゃきくと逆効果なので、発問等は一つあれば十分である。
なくてもいい。
たった一つのポイントは、ゆっくりじっくり資料を読むことである。
誰がやっても、安定した授業効果が出る。

タイトルにあるのは、オススメの資料である。
杉原千畝の「六千人の命のビザ」。
今更紹介するのも憚られるが、6年生か中学生の担任に、特にオススメである。
副読本にある場合もあるし、インターネット上にも資料や実践が山ほどある。
読めば納得・感動のかっこよさである。

歴史で戦争単元に入ると、自虐的な話が多くなり、日本人としての誇りのような面が非常に落ちる。
ここはやはり、当時の日本人の良いところを紹介したい。
東郷平八郎や杉原千畝、石原完爾など、戦時中に気概と誇りを見せた日本人を紹介する。
そうすることで、日本人としての誇りを持たせたい。
この時期に教えるのに、ちょうどいい資料になる。

また、これは意見が分かれそうだが、私は基本的に道徳の資料は子どもに音読させない。
力のある資料の使用の際は、特にである。
教師が読んだ方が、話に集中できて入りこめる。
子どもに順番に音読などさせると、初見であるため、途中どうしてもつっかえる。
すごく音読レベルが低い子どももいる。
集中が途切れる。
音読指導が目的ではない。
そこの指導は、国語科の専門であって、道徳のメイン指導項目ではない。
話をじっくりきいて、自己を内省しながら話に入り込める方が大切である。

道徳の力のある資料については、また紹介していく。

「LOVEさえなければ、PEACE」を考える

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