2012年10月21日日曜日

素直にきく


「伸びる人の共通点は、素直さ」とはよく言われることである。
私はいちいち、「何で!?」と思う質なので、ここがいけない。
ずっと前だが、尊敬する先生にやんわり指摘されたことがある。
私に直接向かってではなく、全体に対して「人の話は素直にきくもんだ」と。

例えば、何か習うとする。
その場合は、師がいる。
場所によって、流派みたいなものがある。
すると当然、やり方が違う。

こだわりのある人は、ここでつまずく。
師の教えにいちいち口答えする。
自分の考えと違うから口答えする。

ここを、冷静に考える。
そもそも、自分を変えるために習っているのだから、考えが違って当然である。
同じでは習っている意味がない。
そういうこともあるかもなと、なるほどととりあえず従ってみる。
そういう中で、変化と成長が起こる。

だから、自分と対立する意見を持った人や集団は大切である。
私の周りを見ても、さすがだなと思う人は、素直な人が多い。
我を捨てて人の良いところを学び、どんどん吸収して変身していく。

自らが学ぶ時の姿勢であるが、子どもにもきちんと教える。
まずは、教師の教えに素直に従うこと。
ノートの取り方や授業中の姿勢など、ささいなことからである。
そこから、成長が始まる。

以下、余談。
私が小学生の時、そろばん塾に通っていた。
計算がよくできたので、学校での簡単な計算での筆算の必要性がなかった。
だから、先生に「筆算はやらない」と言い出したのである。
(とんでもない話である。当時の担任の先生に本当に申し訳ない。)
やがて、3ケタ同士のかけざんが出てきて、やっと必要性に気づき始める。
まあ、言うなれば自信過剰な馬鹿である。

ソクラテスの「無知の知」とは、言い得て妙である。

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