2012年10月19日金曜日

きまりはなくすためにある

学校には様々なきまりがある。
学校のきまりをはじめ、学級独自のものもある。
「あいさつをする」というようなものはマナーである。
しかし、できてないから「あいさつ週間」みたいなものが必要になる。
あいさつ週間中のあいさつは、ほぼ「きまり」に近い状態である。

この無限にもあるといえるきまりだが、少ない方がいい。
子どもに「きまりは多い方がいいか、少ない方がいいか」ときく。
必ず、「少ない方がいい」と言う。
では、なぜあるかと問えば、「できてないから」と言う。

そこで、子どもに「きまりを作り、なくしていこう」と提案する。

習慣になれば、きまりとしては必要なくなる。
「きまりをなくす」という目標を持って、きまりを習慣化していく。
永遠に守るためにきまりがあるのではなく、なくすために作るのである。

今回は「無言清掃」を子どもに提案してみた。
掃除中のおしゃべりが目立つ。
おしゃべりのある掃除場所は、掃除がはかどっていない。
だから、掃除中はしゃべらないというルールを作り、全員の同意を得る。
破ったからといって特に罰則はないが、ルールにした以上は、そこを強く注意できる。
やがて、できるようになったら、めでたくルールをなくせばよい。

レベルの高い集団ほど、自由にしてよい。
逆にまだ集団として高まっていないなら、きまりの徹底が優先である。
ただ守らせるより、なくしていくという視点の方が、モチベーションが高まるのではないだろうか。

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