2012年10月15日月曜日

きちんと並んで歩きなさい

教室移動の際、「きちんと並んで歩きなさい」と言う。
なぜその必要があるのか。
子どもにきかれたら、いくつの理由を即答できるだろうか。

どんな行為でも、意味がある。
前号で書いた「荷物を机の脇にかけない」ということだって、たくさん意味付けできる。
意味を多く自覚できていることほど、必要性が高まり、自然に守れるようになる。

例えば「横断歩道は左右を見て渡る」は、必要性がわかっているなら、言われなくても守る。
うかつに渡るとひかれて大けがすると知っている。
幼児はそれがわかっていないから、平気で飛び出す。
大切なことでも、意味がわかっていなければ、できない訳である。

では、教室移動の際、廊下をきちんと並んで歩く必要性は何なのか。

もし授業時間中、または授業終了が早まった場合であるなら、移動は静かにする必要がある。
他クラスに迷惑がかかる。
この場合の重要ポイントは、おしゃべりさせないこと、素早く移動することである。

その為には、真っ直ぐ並んで歩けばよい。
左右に並ぶと話しやすいが、前後は話しにくい。

また、きちんと列も詰める。
そうすれば移動時間が短くなる。
それに、だらだらと長い時間廊下前を通過されるのは、他教室の児童の集中を妨げる。

さらに、廊下は狭い。
狭い廊下を集団が広がって歩けば、他の人に迷惑である。
だから、片側に寄って並んで歩く必要がある。

「きちんと並ばせるのは管理的で嫌だ」という人もいる。
管理的になりがちなのは、意味を教えないでやらせるからだと思う。
心から進んでそれに従いたくなるよう、意味を教えてやってみる。
そして、然るべき場面でのびのび活動させればよい。

日本人の美徳である「きちんと」した礼儀正しさとその意味を、学校で教える。
本来家庭教育の分野ではあるが、時代が変わった今、学校教育の大切な役割である。

どうせなら残業しない工夫を頑張る

拙著『「捨てる」仕事術』の本文からの引用記事。 https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-171335-5 ================ 「頑張る」というのは教員に限らず職業人にとっては当たり前のことであり、何ら褒められることでは...

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