8の字跳びや、特に大縄でひっかかる原因の一つに「急に縄がたるんだ」ということが挙げられる。
縄がたるんで変な動きになったんだから、引っかかるのは仕方無いと普通考える。
責任を、回し手に求めてしまう。
しかし、ここが勝負の分かれ目である。
どんなに上手な回し手であっても、100回に1回程度は、縄がたるむ。
普通は100回中2~3回それがある。
つまり、イレギュラーがあって普通なのである。
実は、きれいに回し続ける方が、異常事態なのである。
強いチームは、そこが違う。
縄がどんなにたるんでも、無理矢理跳ぶ。
誰かの足に軽くかすって縄がびよびよと妙な動きになった時に、リズムを意図的に崩して跳ぶ。
こういう「不測の事態」に対応する力は、普段の地道な練習のたまものである。
ピアノやダンスでも、同じ練習を何度も繰り返してるからこそ、少し間違えてもすぐ立て直せるという。
サッカーなら、倒れながらの無理な体勢でシュートを打てるのは、普段の基本のシュート練習を山ほどやったからである。
つまり、イレギュラーを当然と見て、それに対応する力が真の実力である。
自分の外に責任を求める以上、その力は身に付かない。
「全ては私の責任です」を、文字通り全員が実行できれば、無敵のチームの出来上がりである。
無理を通せば、道理が引っ込む。
今までの「無理」を「普通」にレベルアップしよう。
2012年1月31日火曜日
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