今回も大縄編。
回し方についてである。
前号で書いた、縄がびよびよと揺れた状態になる原因と克服について書く。
そもそも、何でびよびよ状態になるかというと、「張っていないから」である。
以前にも書いたが、回し方の基本は、「回すのではなく、張る」である。
腕を振り回したり上下に動かしたりしない。
片方の腕の肘が伸びた状態で棒の先の方を握り、もう片方の手でへそ付近を持つ。
車にたとえるなら、伸ばした腕の手がハンドルだとすると、へそ付近の手がアクセルである。
二人がタイミング良く縄を引っ張れば、張力によってほとんど勝手に回る。
(「びゅんびゅんごま」の原理)
伸ばした腕の方の手元を軽く回す程度である。
へそ付近の手の方は、ほとんど動かさずに、引っ張ることに徹する。
強めに引っ張るタイミングは地面につく直前なのだが、その後も縄を張る必要がある。
つまり、空中に縄がある時にも、常に軽く両側から「張っている」のである。
この力のバランスがとれた時、縄は完璧なアーチを描く。
(私は、「板付きのかまぼこの形」と読んでいる。
虹とかの方が素敵かもしれないが、「板」が大切なので。)
この、空中での軽い引っ張りができていないことが、びよびよ状態の原因である。
そうは言っても、うまく張れないということが多いと思う。
次号、回し方についてもう少しふれていく。
2012年2月2日木曜日
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