テストで隣の人の解答を見る。
いわゆる「カンニング」。
公式な試験でやったら、重い罪になる。
(中国の国家試験だと、死刑になる事例があるらしい。恐るべし。)
テスト実施者の側からすれば、受験者の能力を「テスト」したい訳だから、当然人の解答を見られては困るのである。
学校のテストを考えてみる。
小学校なら、単元ごとに行ういわゆる普段の「ワークテスト」である。
この出来を見て、成績をつける。
だから、カンニングは困る。
「自分の実力でやりなさい」となる。
「成績をつける」「到達度をはかる」という目的からすると、絶対見られては困るのである。
しかし、テストを「力をつける」「自信をつける」という目的から見ると、話は変わる。
わからない問題があったら人にきいて、わかるようになる。
わかるようになって、満点もらって、自信がつく。
「そんな自信、嘘じゃないか」という声もきこえてくる。
しかし、自信というのは「根拠のない大いなる勘違い」が始まりであり、それがやがて本当の自信になる。
心理学でいう「ピグマリオン効果」である。
小さい子どもなど、みな自信に満ちあふれている。
だから、何でもチャレンジしたがる。
そこで、テストを解答を見せ合ったり教え合ったりする先行実践がある。
実はかなり前から知っていたのだが、何となく恐ろしくて手を出さなかった。
しかしこの度、訳あって一つチャレンジしてみた。
次号、そのレポートをする。
2012年2月19日日曜日
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