リズム声かけの最も重要な役割は、リズムを体に刻み込むことである。
ちなみに大縄では、1秒1回のリズムが基本である。
「1,2!」を1分間に60回言うリズムである。
人間の体にとって自然で心地よいリズムで、行進などにもよく使われるリズムである。
(となりのトトロの「さんぽ」など。)
これを、縄の長さや実態に応じて、少しだけ変化させる。
ゆっくりにするだけ跳ぶまでの余裕がある分、同じ回数を跳ぶのに時間がかかるので、集中力もいる。
ゆっくりにしても速くしても一長一短である。
いずれにせよ、クラスで一定のリズムがその内決まる。
跳んでいる内に、目をつぶってても跳べるようになる。
(ただし、縄がリズム通り正確に回っているのが前提だが。)
やがて、声を出さなくても、体がリズムを覚えてくれる。
そうなれば、もうリズム声かけは必要ない。
静かに、リズムに乗りつつ、集中して跳べる。
列がずれた際の修正の声や、気合いを入れるための声がよく通るようになる。
また、縄のリズムがずれた際にも、自分の中でリズムを刻んで縄を見て跳んでいるので、対応できる。
大縄なら、200回を越えることがあるようなら、声かけは必要ないと思われる。
8の字は、1分間100回が目安だが、こちらはずっと声かけをしているクラスの方が多い。
色々試してみるとよいと思う。
いつだって、正解は一つではない。
万人共通の方法は存在しない。(多くの人に有効な方法は存在する。)
その時、その場面、その集団に合った方法を選択していただきたい。
2012年2月11日土曜日
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