先日、庭の木を一本抜いた。
直径20センチほどの、それほど太くはない木。
一年ほど前に切って切り株状態なのを、引っこ抜く作業である。
そろそろ弱ったと思い、いけると思ったのが、甘かった。
根っこが深いのである。
ついでに言うと、新芽が生えていた。
全然弱ってない。
とにかく根をはずそうと、根の周りを掘ったり、根を切ったりした。
全然抜けない。
根をたどって掘り進めるが、どこまで掘っても伸び放題である。
なぜ抜けないのか。
土が根をおさえているからだと気付いた。
(もっと早く気付けという声が聞こえそうである。)
作戦変更。
周りを掘って、土をなくす作戦に出た。
1時間以上悪戦苦闘して、やっと抜けた。
見た目直径20センチだが、実際掘ってみると、直径1メートル近くの範囲に根が張っていた。
実に立派である。
しかし、抜けた。
何が言いたいのか。
要するに、根も大切だが、それ以上に周りの土が大切だということである。
立派な根を生やすのはとても大切だが、土がなければ意味がない。
支えとなる土があるから、立派な木が育つのである。
教育となると、土や根どころか、花や実の部分に目がいってしまうことが多い気がする。
結果として花や実ができるのであり、辿っていけば、最終的には土である。
環境の与える影響は大きい。
2011年10月28日金曜日
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