拙著『「捨てる」仕事術』の本文からの引用記事。
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-171335-5
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「頑張る」というのは教員に限らず職業人にとっては当たり前のことであり、何ら褒められることではありません。
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今回の本は結構、書きたい放題書いている。
この文なども、これ単体で見ると、結構きついことを書いている。
しかし、事実である。
仕事を頑張るというのは、当たり前のことである。
問題は、頑張るというエネルギーと時間の配分である。
どうでもいいことに頑張るのは、無駄なだけでなく、マイナスなのである。
なぜなら、時間とエネルギーは有限であり、無駄に使った分のしわ寄せが、本来必要な部分にいってしまうからである。
本来やるべきことを削ってしまうからである。
頑張って残業するというのは、頑張り方が間違っている。
残業は、その前を頑張らなかったから生じるものである。
もっと正確にいうと、がむしゃらに頑張るだけで工夫しなかったから起きる状況である。
それを何年やっても、同じことが起き続ける。
果てには「これが常識だ」「仕方ない」とのたまわるようになる。
業務量自体の多さは嘆いても減らない以上、自分で工夫するしかない。
そして現実には、多分、残業ゼロにはならない。
私も含め、この課題をクリアする工夫が思いつかないからである。
知識・智恵不足である。
だから何度か紹介しているように「残業デー」をつくるという発想も必要になる。
頑張るのは、残業ではなく、仕事の工夫の方である。
仮に「頑張る」の総量は全員同じだと考える。
すると、残業しない工夫をすることに頑張る人が、結果的に成果を出すようになる。
今の時代に求められるのは、長く働くことではなく、成果を出すことである。
これも本文からの引用だが、
「部下には頑張ることよりも、成果を期待していることを忘れないようにしましょう。」
である。
10月は、まだまだ寒暖差が大きい。
ここで体調を崩しては元も子もない。
健康第一を考えるのならば、残業しない方の頑張りを求めていきたい。
2017年10月20日金曜日
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