2016年12月21日水曜日

対話は有益 言い争いは不毛

クリスマスが近い。
給食の時間、子どもたちとプレゼント&サンタクロースの話題になった。

6年生ぐらいだと、「サンタはいない」という考えをもつ子どもの割合がかなり増える。
「いる」という考えをもつ子どもも当然いて、サンタはいるかいないかで議論が始まる。
目撃証言や証拠の提示など、自分の主張が正しいことを何とか通そうとする。
6年生だとさすがにあまりないが、割合が半々の中学年ぐらいの年齢だと、本気で喧嘩したりする。

基本的に「対話は有益」だが「言い争いは不毛」である。

対話は、互いの肯定から新たな解を生み出す。
残るものは、対話者すべてにとっての新たな視点である。
前提として、「これもあるけど、それもあるね。」という立場である。
生産的活動であり、WINーWINの関係である。

言い争いは、互いの否定と自己主張が中心で、相手の虚を突き、自己の正義を振りかざし、打ち負かす。
片方が残り、他方は失われる。
消費的活動であり、WINーLOSEの関係である。

ディベートや議論は、かなり意識してしないと、単なる言い争いになりがちである。
アメリカの大統領選挙のように相手を倒さねばならない場や、国会のような特定の考えに寄った案を通す場ならば、必要である。
しかし、共同体感覚を目指し、全員の幸せを目指す教室においては、言い争いはマイナスに働きやすい。
算数のようにゆるがない正解を求める場にしても、相手の考えを尊重しながら進める必要がある。
むしろ、違った意見があるからこそ、正解の真理に近づけるようなものが最高である。

話が逸れた。
サンタクロースがいる、いない議論が目の前で展開されている。
「先生、どうなの!?」と詰め寄ってきた。
あなたならどう切り返すか。

長くなったので、次号。

子どもの眼・子どもの心

夏の読書に、次の本を紹介する。 『一年一組せんせいあのね―詩とカメラの学級ドキュメント』 鹿島 和夫 編 フォア文庫 https://www.amazon.co.jp/dp/4652039077 35年以上前の本だが、今の教育で欠けている視点が手に入る良書である。 ...

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