国語で、敬語についての授業をしている。
毎年のことだが、「尊敬語」と「謙譲語」の区別が子どもには難しい。
「謙譲語」は、意味もさることながら、字面からして、しかめっ面である。
見た目が怖くて難しそうというのは、やはり親しくなりにくい。
なので、ちょっと呼び方を変えてみた。
本名も教えるが、ニックネームみたいなものである。
尊敬語は「上げ言葉」。
相手を持ち上げる言葉である。
御輿のようにヨイショっと担ぎ上げるイメージである。
謙譲語は「下がり言葉」。
自分がひざまずき、自ら立場を下げる言葉である。
戦国武将の前で「申し上げます」と言ってる時のイメージである。
(このイメージで「申す」=謙譲語、も頭に入る。)
丁寧語は、文字通り丁寧な言葉である。
タラちゃんが使う言葉である。
(幼児なのに、使用言語が完全に丁寧語である。
時々「やったーですー」のように誤用もあるので要注意ではある。)
「タラちゃん言葉」とは著作権がありそうなので教えないが、そんな感じである。
厳格なる敬語をそのように教えるのもどうかとは思うが、わかりやすくはあると思う。
そもそも、大人でも間違えるのだから、難しくて当然である。
意味としてはその程度で教えるが、日常で使うよう指導を心がけたい。
2013年8月9日金曜日
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