こっちが一生懸命だと相手も一生懸命。
そうあって欲しいが、そう甘くはない。
最近読んだ本に、なるほどど気付かされることがあったので紹介する。
「やる気と情熱がある相手には、いくら厳しいことを言ってもいい。
どんなにきつい注意でも、素直に伸びようとしている人間にとっては、肥やしになる。
だけど、やる気がない相手へ説教をすることだけはいかん。
その時点で、相手はお前から背を向けて、どんな話もきかなくなってしまうぞ」
(人生の「師匠」をつくれ! 中村文昭著 サンマーク出版より引用)
最近「やる気スイッチ」をテーマに日々実践をしている。
しかしながら、なかなかスイッチが見つからないことも多い。
そういう時、つい説教をしてしまうが、大いに逆効果である。
相手は、凹むか反発するかのどちらかになる。
これは、相手が大人でも子どもでも同様の鉄板ルールである。
うまい人は、例えやる気がない人でも、あの手この手で乗せる。
先日、下関の福山憲市先生という素晴らしい方の講座を受けた。
全く注意も説教もせずに、全員を乗せての楽しい模擬授業が進んだ。
(この先生の話を目当てに集まっているので、元々やる気の高い集団ではあるが。)
福山先生によれば、教室でも「95%誉めて叱るのは5%」だそうである。
叱るのも、人を傷付けるようなことに限定する。
ついやってしまいがちな説教だが、する相手を間違えないように注意したい。
2013年8月19日月曜日
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