私は、原田隆史先生が教師塾でさらっと言った
「おしゃれにいこうとすんな」
という言葉が強く心に残っている。
続けて「泥臭くいけ」ともおっしゃったように記憶している。
(私個人向けの言葉ではなく、塾生全体に向けての言葉である。)
本当に、そうだと思う。
何か、いつも「上手くやろう」として、かっこつけていることが多い。
(大抵、そういう場合は、かっこ悪い。)
「教師面」して、結構偉そうなことも言う。
しかし、かなり無理をしている自分にふと気付くことがある。
かっこつけてる自分に気付いた時に有効なのが、掃除である。
たとえばトイレ掃除は、かっこつけようがない。
便器と向き合ってひたすら一生懸命磨く。
トイレ掃除に抵抗のある人は、階段の床磨きとかもいいと思う。
汚れてもいい服を着て、膝をついて、ひたすら磨く。
(ほうきは、子どもにやらせる。床に這いつくばることに意義がある。)
何がいいかというと、これが他に転化していく。
他のことでも、とにかくやれることをやろうという気が湧いてくる。
理由は説明できないが、本当である。
家でやっても同様の効果があるので、夏休みは家の中をやるといいと思う。
(家事をやってくれている家族と住んでいる人は、一声かけてからやる方が良い。
突然やりだすと、ありがた迷惑になることもある。)
掃除が日本の教育の一環として位置付けられていることに、心から納得である。
2013年8月15日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
0 件のコメント:
コメントを投稿