学期末に必ず「成長・変化したこと」について書かせる。
4月の自分を思い起こさせて、今の自分はどう変わったか。
「あれども見えず」に気付かせるのが発問である。
「成長・変化したことは何か」という発問といえる。
習慣化したことは特に気付きにくいので、問われて初めて気付く。
成長の自覚が必要である。
書かせたことから、自分の指導を振り返ることができる。
力を入れて指導したことは、多くの子どもに書かれているはずである。
例えば
「勉強が楽しくなった・がんばるようになった」
「掃除が楽しくなった・がんばるようになった」が多い場合。
授業改善と清掃指導に力を入れた結果である。
教師との信頼関係・縦の関係が強まったとも見られる。
「人に優しくなれた」
「友達が増えた」が多い場合。
心の面の指導や人間関係作りに力を入れた結果である。
友達同士の信頼関係・横の関係が強まったとも見られる。
何と書いて欲しいだろうか。
それを考えてから書かせたものを見てみるのも面白い。
指導の具体的な反省点は、子どもが教えてくれる。
子どもに教わるつもりで、読ませてもらう。
「先生の通知票」が直接教師を対象にするのに対し、これは子ども自身の成長の反省である。
使い分けて考え、二学期からの指導の指針にしたい。
2013年8月23日金曜日
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