成功にはパターンがある。
これをやるとうまくいくという方法。
うまくいっている時は、気にならないので、流してしまうことが多い。
だから、なぜうまくいったのか気付きにくい。
しかも、パターン化可能なのだが、万能の効果が出ないのも成功パターンの特徴である。
誰かがやってうまくいったのに、自分がやるとうまくいかない。
前にやってうまくいったのに、今回はうまくいかない。
そういうことがあり得る。
うまくいかない時、失敗にもパターンがある。
これをやると必ず失敗するという方法。
こちらは、問題として改善したいので、気付きやすい。
しかし、改善するとすっかり忘れてしまうので、また繰り返すのも世の常である。
そして、こちらは成功と違い、割とどんな場合にも万能に効果があり、必ず失敗する。
「ゴールデン失敗パターン」を一つ。
それは「誰かの問題点を指摘して直そうとする」という行為。
誰かの問題点に焦点を当て、そこの改善に力を注ぐ、という方法である。
教室で例を挙げると、
1宿題をやってこない子どもへの説教
2掃除をさぼる子どもへの説教
3態度が悪い子どもへの説教
・・・・
大人の職場で例を挙げると
1仕事のミスが多い(気がする)同僚への批判
2仕事がいい加減な(気がする)同僚への批判
3態度が悪い(気がする)後輩への説教
4上司の悪口
・・・・
なぜこれをすると必ず失敗するのか。
これら全て「他人」と「問題」に焦点を合てているからである。
「説教」が効果を発するのは、相手が自分に対して素直な人の時だけのようである。
「批判」が効果を発するのは、前向きな研究会等の時だけのようである。
逆に、「自分」と「うまくいっている点」に焦点を当てると、成功するように思う。
結局「主体変容」「良い所を見る」のが、数少ない万能の成功ゴールデンパターンだと思う。
2013年8月6日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
0 件のコメント:
コメントを投稿