どの子どもも素晴らしい作品を作る、というような学級がある。
指導方法そのものもあるが、別の要素もある。
すなわち、その学級の子ども達の頭の中には、共通のモデルが存在する。
物事を成功させるためのイメージ化の大切さは、ビジネス書などでよく言われてることである。
完成図が頭で描ければ、半分成功したも同然、ということである。
私がお世話になっている先生の話である。
ある小学校の先生方は、夜を徹して運動会の色ごとのキャラクターづくりのようなものをする。
はっきり言って無駄のような気がするが、それが後で違うと分かったという。
良いモデル(教師の力作)を見て育った子ども達は、自分達で何か作る時にも、良い物を作る。
作品のレベルが上がるのである。
図工の先生は「自分で作ってから教えるのが最低限」だと言う。
それは指導法に気付くばかりでなく、教師の作品を見てイメージ化できるという効果もある。
(元々高い発想力レベルの子どもにとっては、イメージが固定化されてしまうという欠点もある。)
指導は「指し導く」ことである故、モデルを示すことは大切である。
2012年7月28日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
0 件のコメント:
コメントを投稿