前々回、指導に対して評価を必ずするということを書いた。
評価が大変なのはなぜか。
評価項目がたくさんありすぎるのが原因である。
だから、一点集中でいく。
たとえば、避難訓練。
「おさない、かけない、しゃべらない、もどらない」とある。
4点あるが、どれができていなのか、見極めておく。
「しゃべらない」が課題であれば、そこを強調して指導しておき、あとで挙手やアンケートをとる。
たとえば、健康観察。
大きな声、目を合わせる、良い姿勢、手を真っ直ぐ挙げる、笑顔・・・欲しい要素はたくさんある。
その中で、まずはこれと決め、一つだけ告げてはじめる。
「今日は、手を真っ直ぐ挙げることだけは、最低限意識しましょう。」
呼名のたび、その一点のみを短く誉める。
できていなければ、必ずやり直し。(流すとマイナスの指導となる。)
できたら誉める。
たとえば、ハードル。
動きが複雑で指導項目も多数ある。
なので、指導部分を分ける「分習法」でいく。
前足を伸ばすことだけを指導したければ、ハードルに半身だけかかる位置で走らせ、後ろ足の心配をなくす。
見る方も、そこだけ集中して一瞬を指導していく。
後ろ足の指導なら、その逆でやる。
一点のみを身に付けさせ、他に進む。
力を確実につける評価をきちんとするためにも、指導者と子ども、双方が意識できる指導項目を決めて指導したい。
2013年6月3日月曜日
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