土作先生のありがたいお話のシェア。
「ありがとう」の反対の言葉は何か。
答えを考えてから読み進めて欲しい。
ありがとうは漢字にすると「有難う」。
有ることが難しい、つまり滅多にないぐらいの出来事に感謝するということである。
では反対は?
答えは、「当たり前」。
朝ご飯を作ってくれるのが当たり前。
洗濯してくれるのが当たり前。
掃除してくれるのも当たり前。
育ててもらって当たり前。
「親なんだから当然でしょ。こどもの権利、親の義務。」
もしそういうこどもがいたらどうだろう。
そこに感謝の念は存在しない。
同様に、教室で当てはめて考えてみたり、友達関係で当てはめて考えてみたりする。
「先生なんだから教えてくれて当たり前でしょ」と言われたら、やる気が出なくなる。
(親も教師も実際そうであるからこそ、余計に、である。)
同時に、教師自身にも当てはめて考えてみたい。
こどもが登校してくるのを当たり前とみるか、感謝すべきこととみるか。
ゴールデンウィーク空け、もし全員揃って登校していたら、どうだろう。
当たり前のことの中に、感謝を見いだせるか。
ここを支えるのも、哲学である。
2013年6月18日火曜日
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