2013年6月14日金曜日

「こども座右の銘」より 勉強にやる気を

タイトルは、先日購入したおすすめ書籍である。
(「座右の銘」研究会編 メトロポリタンプレス)

タイトルの通り、座右の銘が400ほど入っている。
名言好きなので、簡単にぱくっと食いついて買った。
朝の話とかで使えそうだなぁという安易な発想である。

児童書のコーナーにあったのだが、中身は大人にも十分な内容。
大抵のこども向けと書かれた本は、つまらないと読んでもらえないので、見やすさ&わかりやすさ抜群である。
(絵本や図鑑などは、その最たるものである。)

一つ引用して紹介。
「無理に食べればからだに悪い。
それと同じでやる気がないのに勉強しても身に付かない。」
レオナルド・ダ・ヴィンチ

教育も同じである。
やる気がない相手にそのまま教えても無駄。
100教えても1も入らない。
むしろ害悪(マイナス)にすらなる。
それなら、心の指導を優先して、1教えて10学びとれるようにした方が良い。

カリスマ体育教師の原田隆史先生は、部活動だけでなく全ての指導において「態度教育」を何よりも優先する。
心のコップを上向きにすれば、指導内容がどんどん入る。

「勉強嫌い」と「野菜嫌い」の直し方は似ていて、メリットを示すことである。
野菜を食べると、体によい、だけでは「わかってるけど」で終わる。
相手のニーズは何なのかを見抜く。
別に体にいいことは求めないけど「きれいになること」は求めているかもしれない。
「部活動のパフォーマンスが上がる」ことにつながるとなれば、嫌でも食べ始める場合もある。
一緒に食べて「結構おいしいね!」と言う必要もある。

勉強も同様である。
ただ「成績が上がる」「偏差値の高い学校に入れる」というような理由では動かない子どもが多い。
(その動機で動けるこどもは既に勉強を自分からしている。)
勉強ができる楽しさ、素晴らしさを教師自身が腹の底から感じていることが大切であるように思う。
そして、確認の意味も込めて全員に「勉強って、楽しいね!」という雰囲気作りも大切である。

学校に通って勉強ができることは、世界中のこどもの願いランキングNo.1である。
無条件で学校に行ける日本のこどもには、その恩恵の深さも教える必要がある。

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