先日、教育者研究会というものに参加してきた。
モラロジー研究会という全国的な団体の主催である。
全国97カ所で開かれているらしい。
文部科学大臣や知事からの祝辞も届く、かなり認知度の高い研究会である。
ここ数年、毎年出ているが、とにかく素晴らしい会で、この地域に住んでて良かったなぁと思う。
(私の地域の場合、毎回野口芳宏先生の講座もある。)
たったの2千円の参加費で、千金に値するものが得られる。
来年はまた2月2日にあるので、既にスケジュール済みである。
という訳で、この研究会での学びを、自分の考えも入れつつシェアしていく。
学びの量が大変多いので、しばらくこれで続けようと思う。
「経験は意図的に積み、それに整理を加えなければ、実力にならない」
野口先生が「この先生が私の国語教育の原点」という、「たかはしきんじ」先生の言だそうだ。
(残念ながら、名前の漢字がわからない。)
確か、この言葉自体は以前にメルマガでも紹介したことがあると思う。
似た言葉が他にもあるので、最初に言った人が他にいるのかもしれないが、それが誰だかはわからない。
とにかく、経験を「意図的に」積むことが大切だという。
ぼーっとしてても、時間が流れる以上、一応「経験」はできる。
「意図的に」とは、目的意識を持つこと。
休日にお金を払ってまで勉強に行くのは、これに属する。
本を買って読むのも同様である。
身銭を切る以上、どうでもいい本は買わないだろう。
何か目的意識があるはずである。
逆に言えば、とにかく勉強会に出たり本を買ったりしようとすれば、目的意識が嫌でもつく。
「意図的な経験」のためには「打って出る」ことが大切である。
では、「整理」とは何か。
例えば、本を書いて出版することは、整理の一つになる。
人に話すことも、実践することもその一つ。
このメルマガも、これに類すると思う。
そういう意図もあって出している。
どんな立派な学びも、放っておくと、カビが生えて腐ってしまうからである。
美味しい内に食べるのがよい。
「感動したら、即実行」を心がけている。
「『いつか』と『お化け』は見たことがない」からである。
また、みんなで分けたら、より美味しいだろうとも思っている。
独り占めするより「美味しかったね」とみんなで言い合える方が良い。
だから、可能な限り、旨い部分だけでもみんなで分けたいと思う。
次号も、旨い部分をお裾分けしていく。
2013年3月4日月曜日
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