大縄で、回し手と跳び手の「心技体」の優先順位が異なる話を前回紹介した。
回し手は技能、跳び手は心(集中力)が肝である。
今回は、「真面目」「すぐ役立つ」路線から離れ、ちょっとコラム的なものを。
教師自身を「心技体」で考えてみる。
心=人間性、情熱等
技=指導技術
体=健康、体力
のように、大まかに能力を分類してみる。
その上で、年代別にみる。
まずは、二十代の教師。
圧倒的に「体」が強い。
深夜残業もどんと来いという感じである。
体力値が、三十代以降には羨ましいほど、半端じゃなく高い。
(過信して、健康を害すことも多々ある。)
加えて、学校生活では外で子どもと全力で走り回って遊べるのも大きな武器である。
(三十代以降は、アキレス腱や動悸・息切れ等に配慮が必要である。)
また、若々しく、子どもとも年齢が近いため、それだけで子どもが寄ってくる。
ミスも多いが、若いから仕方無いと許してもらえるのも強みである。
ガンガンチャレンジできる。
まさに「若さと体力が武器」の二十代。
一方、一般的に「技」は低い。
低いと自覚しているので、必死に勉強している人も多い。
(自覚していない人がいたら、将来危ないので、周りの人がやんわり教えるべきである。)
だからこそ、学習意欲は最も高いといえるかもしれない。
また「心」についても、情熱はあるが、人生経験の浅さゆえ、間違っていることも多い。
間違っているのに、間違ってないと思っているあたりも、若さゆえである。(今更反省)
個人差はあるが、人間性について、一番未熟な状態である。
二十代で学級が崩壊してしまうのは「技」不足であることが多い。
趣味等でリフレッシュしても「技」は高まらないので、解決しない。
本を読む、セミナーに出かける、教えを乞うなど、具体的な行動が必要である。
「技」に偏りすぎて「心」を軽視すると、これまた崩壊するのでそこは注意である。
以前紹介した野中伸行先生の理論で言うと「縦糸の張りすぎ」の状態である。
逆に「技」が低くても「心」(魅力・情熱)でカバーしてしまえる人もいる。
羨ましい限りだが、そういう人は天才なので、自分とは違うと割り切って勉強した方がよい。
「心」を高めるのは「技」を高めるよりはるかに難しい。
トータルして、「体」を酷使しながら、「技」「心」の順に鍛えていくのが二十代教師といえる。
(「いえる」とか堂々と言ってるが、かなり個人的な考えである。)
「体」の値を目減りさせながら「技」「心」を高めていく時期である。
次号、三十代以降に続く。
2013年3月15日金曜日
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