大縄・8の字の無料レポートが好評である。
全国の多くの先生と子ども達の役に立っているようで嬉しい。
急激に記録が伸びたという報告もある。
努力はしているのにコツがつかめていなかったというクラスには、効果てきめんだと思う。
以前書いたかも知れないが、このレポートを最初に作ったのには意図がある。
私が大縄の指導を初めてした時、全く指導法がわからなかった。
いや、回し方すら知らない状態である。
(8の字跳びの方は、幸い初任校の6年生が3分450回越えを見せてくれたので知っていた。
たまたま偶然、得意な指導者がいたのである。)
そこで、地域の大縄が得意な先生に教えて欲しいとお願いに行った。
すると、断られた。
企業秘密だと。
自分で何とかしろと。
なるほど、一理ある。
努力しないで教えを乞おうというのは、確かに虫がよすぎる。
しかし、少しぐらい教えてくれても、という思いもあった。
何せ、こちとら何も分からないよちよち歩き状態である。
とにかく市の大会に出た。
子どもの記録は、2分でひっかかりまくって50回程度だった。
連続とびの方は、10回ぐらいしかいかなかったと思う。
ひどい記録だが、その日、回し方を見て、バッチリ盗ませてもらった。
その後は失敗を重ねつつ、上手な人にもききながら、方法をまとめていった。
そして、学んだことは全て周りの人に公開した。
子どもをはじめ他人様からもらったものなのだから、当たり前である。
隣のクラスに教え教わりながら、隣のクラスと競争もした。
面白いことに、周りがレベルアップすると、自分のクラスもそれ以上にレベルアップする。
教えることで気付くこともたくさんある。
他のクラスを見て気付いた弱点が、自分のクラスに当てはまることも多々ある。
だから、今回レポートを受け取った方は、周りの人にもコツを教えてあげて欲しい。
なるべく多くの人の役に立てて欲しい。
レポートの著作権とかは気にしないでいいので、活用して欲しい。
名前を伏せて、どこかで見つけてきた参考資料として配布しても構わない。
とにかく、たくさんの人に活用して欲しい。
そして、もっといい実践を教えていただけたら幸いである。
周りと一緒にレベルアップ。
分け与えた分が、10倍になって戻ってくる。
「情けは人のためならず」を、実践していただきたい。
2013年3月3日日曜日
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