自分の言うことだけ聞く子どもに育ててしまうこと。
これが学級経営においての一番の失敗である。
学級担任が「王様」で、絶対王政の如く言うことをきくようになっていると、次の担任が苦労する。
前学年の欲求不満を爆発させることになる。
また、自由に子どもにやらせすぎていた場合も同様である。
「前の先生は何でも言うことを聞いてくれた」というような状態である。
よくある「じいちゃんばあちゃんが甘やかしすぎた」の状態である。
「自分達の言うことを聞く先生」=「いい先生」という間違った認識である。
先の例以上にこちらはきっと困る。新担任の指導が通らなくなる。
そう考えると、単に「教えるのが上手い先生」というのも、一長一短といえる。
口をあけておいしい餌を待つ雛のような状態で育てていると、お膳立てしないと食べないということになる。
つまり、上手な授業じゃないとやる気が出ない子どもである。
これは、やはりまずい。
いずれにせよ、今からできることというのは少ない。
来年度に向けての反省材料にするというぐらいの姿勢で良い。
どんな学級経営が本当にいいといえるのか。
答えはなかなか見つからないままである。
2012年3月28日水曜日
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