自分の言うことだけ聞く子どもに育ててしまうこと。
これが学級経営においての一番の失敗である。
学級担任が「王様」で、絶対王政の如く言うことをきくようになっていると、次の担任が苦労する。
前学年の欲求不満を爆発させることになる。
また、自由に子どもにやらせすぎていた場合も同様である。
「前の先生は何でも言うことを聞いてくれた」というような状態である。
よくある「じいちゃんばあちゃんが甘やかしすぎた」の状態である。
「自分達の言うことを聞く先生」=「いい先生」という間違った認識である。
先の例以上にこちらはきっと困る。新担任の指導が通らなくなる。
そう考えると、単に「教えるのが上手い先生」というのも、一長一短といえる。
口をあけておいしい餌を待つ雛のような状態で育てていると、お膳立てしないと食べないということになる。
つまり、上手な授業じゃないとやる気が出ない子どもである。
これは、やはりまずい。
いずれにせよ、今からできることというのは少ない。
来年度に向けての反省材料にするというぐらいの姿勢で良い。
どんな学級経営が本当にいいといえるのか。
答えはなかなか見つからないままである。
2012年3月28日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
0 件のコメント:
コメントを投稿