今年の県下一斉の高校入試の問題が新聞に出ていた。
なので、解いてみた。
先日の大学入試センター試験が解けないのは納得がいった。
「まあ、そんなもんよね」と。
しかし、今回は衝撃だった。
これが、意外に解けないのである。
解答を見て、やり直してやっと理解できる問題がいくつもある。
高校入試レベルということは、中学生が解く問題である。
自分が卒業させる子どもが、3年後に受けるテストである。
それが、解けない。
英語や理科ならともかく、数学が解けない。
中高の数学免許を持っているにも関わらずである。
で、くやしいから分析してみた。
どうやら、今教えている小学校の内容に近いものは大丈夫のようだ。
例えば、確率の問題。6年生でも教える。
計算問題も楽勝である。暗算でも簡単に解ける。
公式を使うものも、当てはめるだけなので簡単である。
語呂合わせでよく覚えていた。
例えば
球の表面積=4πr2 (心配ある事情)
球の体積=4/3×πr3(身の上に心配あるので参上した)
(どうも、球は心配性らしい。でも覚えやすくて好きだ。)
証明問題も、大学でよくやっていたから、まだ解けた。
(多分、数学専攻でない人にとって、ここは苦手が多いと思われる。)
問題は、「見たことない問題」(正確には、多分忘れた問題)である。
二次関数のグラフの上の点Aが動いて、同時に点Bが動いて・・・という問題である。
「いやいやお前、動かないでじっとしとけよ、落ち着かないヤツだな」という感じである。
思えば、中学の頃も高校の頃も、これが苦手だった。
(今は、落ち着かないじっとしてない子どもの相手でも、大丈夫であるが。)
他にも、関数のグラフとの複合問題に難しいものが多かった。
ここで一つ「考える力」について考えた。
(次号に続く)
2012年3月22日木曜日
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