2012年3月24日土曜日

数学における「考える力」

前回の続きを。

簡単に言うと、このテストの結果から私は「考える力不足」と診断されそうである。
「単純な計算や問題はできるが、応用問題は解けない」と。
どこかできいたことのある話である。

では、なぜそういう結果になったのか。

色々理屈は付けられそうだが、要は「この問題に慣れていないから」と考えられる。
更に、「解き方を記憶していないから」と考えられる。
(なぜなら、中学生の頃は解けたからである。)
考え続けて解くことは多分可能だが、制限時間がそれを許さない。
繰り返し練習し、解法をきちんと身につける必要がある。

つまり、多くの種類の問題に当たらせておかないと、「考える力」は身に付かないということである。
私自身が文科省の目指す中学生に最低限欲しい「考える力」がないということは、多分ないと思う。(思いたい。)
にも関わらず解けないということは、やはり慣れの問題である。

基本の問題にうんと時間をかけて解き方を色々考えることは大切だろう。
同じく、たくさんの問題に当たらせて、たくさんの解法にふれることも大切だ。
多分、どちらか一方が欠けても、ダメなのだと思う。

根本・本質を理解しようとしつつ、よくわからなくても何とか解く。何度も解く。
この繰り返しを、授業の中に組み込めたら、考える力がつくのかもしれない。
まだまだ追求していくべき課題である。

自分の専門教科だけでも、高校入試の問題を解くことをおすすめする。
色々と、見えてくるものがあると思う。

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