2021年9月17日金曜日

二学期の始めは二度目の学級開き

メルマガ上で8月下旬に書いたものを、うっかり時期を外してしまったが、こちらにも投稿しておく。 

私は学級づくりの三原則として

1「安全・安心」

2「ルール」

3「楽しさ」

の3つを掲げている。

優先順位もこの順で、これを提唱しているのがここ10年ほどのことである。


最近は、次のように注釈を加えるようにしている。

1「安全・安心」(信頼できる相手)

2「ルール」(合意形成)

3「楽しさ」(自由と責任)


まず信頼関係からスタート。

これで安全・安心の土台づくりをする。


次に、合意形成の上でのルール作り。

これにより秩序と平和を保つ。


仕上げに、楽しい活動を取り入れる。

これをするには自由と責任が同じ分量だけかかる。

より大きな自由のためには、より大きな責任が伴う。

ちょっとしたレクをするにも、各自がある程度の責任をもてないとできない。

(鬼ごっこを想像するとわかりやすいかもしれない。)


実際は、この3つが順番に何度も繰り返される。

楽しい活動ができるようになったら、更に信頼関係が強くなる。

教師と子どもという関係から、子ども同士の信頼関係へと発展する。

ルールも同様、楽しさも同様である。


学級づくりで勘違いされそうなものを、割ととわかりやすく示しているのではないかと自画自賛している。

学級開きからこの3つの全てを取り入れていくことを提唱している。


2学期の始まりも再度意識して行うことである。

1.再開の喜びを伝える

2.ルールの再確認

3.学校に来てよかったと思える楽しい活動


この辺りが押さえどころである。

二学期の始めは二度目の学級開きだと思って、子どもたちと出会い直すとよい。


ちなみに、過去に書いたここに関連した記事もあるので紹介しておく。

参考:教師の寺子屋 2018.2.18「学級崩壊」=「学級がうまく機能しない状況」

https://hide-m-hyde.blogspot.com/2018/02/blog-post_18.html


1,2,3のどこをスタートで優先するかは、学級の状態次第である。

何でも始まりには、十分な準備をして臨むことをおすすめしたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

  • SEOブログパーツ
人気ブログランキングへ
ブログランキング

にほんブログ村ランキング